車検とは、「自動車検査登録制度」という長い言葉を略したもので、自動車が保安基準
（車輌の安全性の基準）を満たしているかを確認することと、その自動車の所有者を公証
（法律的に証明してもらうこと）する、国土交通省の定める制度です。
車検は、ミニカー・小型特殊自動車を除く自動車や排気量２５０ｃｃ超の自動二輪車で
公道を走るものには対して、受けることが義務付けられています。
また、車検には有効期限があり、一定期間毎に受ける義務があります。この有効期間
は、自動車の車種や初回車検かどうかによって１年・２年・３年となります。有効期限は、
自動車検査証（車検証）に記載されています。
車検が切れてしまったまま、公道を走行すると道路交通法違反（無車検運行）となり、
免許停止になります。また、車検を通したあと、保安基準を満たさないような改造などを
行い、公道を走行した場合は不正改造車として扱われ、最悪の場合は６ヶ月以下の懲役
または30万円以下の罰金の刑に処せられます。
継続車検でよく勘違いされるのが、「継続車検に通った（受かった）ので、２年（または
１年）間は、安全に使用できると保障された」というものです。車検というのは、検査を
した時点で保安基準に適合しているかを見るだけのものであり、２年（または１年）間
という期間の安全を保障しているものではありませんので、ご注意下さい。しかし、
一般的に『車検』というと、保安基準を満たしているかの点検だけでなく、満たすための
整備と、それにプラスして消耗品などを悪くなる前に交換している整備工場が大半だと
思います。
当社では、お客様に安心・安全・快適なカーライフを送っていただくために、車検は
お客様と相談しながら整備を進めて行きます。
１．自動車検査証（車検証）
自動車の年式、メーカー、型式、所有者などが記載されている、その車の身分証明書
のようなものです。通常車の中にあるとおもいますが、不携帯での走行は、道路運送法
違反となり５０万円以下の罰金という厳しい処分になります。
２．自賠責保険証明書（自動車賠償責任保険証明書）
車検有効期限中の契約が義務付けられている保険に、加入しているという証明書です。
任意の自動車保険とは違い、車検の時に次の車検有効期限まで加入しています。
３．自動車税納税証明書
毎年５月になると送られてくる払込用紙に見覚えがあるかと思います。
払込用紙を持って銀行等で領収書として、納税証明書がもらえます。
上記１〜３の書類があれば、車検をすることができますが、紛失してしまった場合には
ご相談下さい。
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